君がくれた優しさ 今でも 覚えている
こんな僕に 君から話しかけてくれた
部活のとき ふいに君と出会う
そんなとき いつもよりも声を大目に出していたよ
君のことを考える
それだけで その日が輝いていたんだ
思えば君は 誰にでも優しかった
僕はその中の ひとりに過ぎなかった
友達も 君のことを好きだって言ってたよ
大人しい僕等にとって 君はそういう存在だった
だから 皆 君のことが好きになったんだ
結局 僕は勇気を出せなかった
だって 君は 優しすぎるから
この想いを秘めたまま 僕等は会わなくなった
あれからもう十数年
お互い年もとっちゃったけど
今頃 君はどうしているだろう
もう結婚はしてるかな
子供がもういるのかな
きっと 素敵な家庭を築いている
そう信じたい
あの時 僕にくれた優しさを
今度は子供にしていると信じて
余計なお世話だろう
でも
初恋って
そういうもんだと思う
実ることの無い 恋
ハツコイって
そうなんだろうと思う
君がくれた優しさ 今でも 覚えている
こんな僕に 君から話しかけてくれた
そして大人になって
今は君のように
自分から 話しかけるようになったよ
君がくれた強さ 今は ちゃんと
出来るから