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~小説風日記。~ 皆、精一杯生きているんだ。

休みの日に家に閉じ籠っていたら、ますますげんなりすると考えた僕は
気怠い身体に鞭を打ちつつドアノブに手をかける。

むぁぁ、とオノマトペが聞こえてきそうな外の湿度に、危うくドアを閉じようと
考えるも、心の中で「行け」と命じつつ、一歩踏み出す。



はたして、外は、頭をガンガンと打ち付けるような痛みを伴う熱気。
張り付くシャツは、不快感しか生まれない。

戻れば味わえる、ガンガンに効いたクーラーを恋しく想う。
だが、家に居てどうなるというのか。

無駄に、時間を浪費するだけの日々に、僕は飽き飽きしていたのではなかったのか。

時計の時間を気にしながら迎えるは、これまでの休日。
怠惰に過ごし、テレビジョンの画面を熱心に見るわけでも無く。
画面の向こうでは一心不乱にコメンテーターが否定的な意見を述べ
それは僕の耳から耳へと流れていく。
昼が来ればのそのそと立ち上がり、店屋物を胃袋に入れる。

怠くなれば昼寝。

そして起きれば、

夜。

後は、寝るだけだ。

迎えるのは、仕事の日々。

そんな人生。

それは、


嫌だな。


そう思って、

だからこそ、

僕はドアを開けたんだ。







電車が来るまでの間、空いた待合室の椅子に腰かけ、読みかけの小説に
目を落とす。

小説の中の主人公は、今の僕には無い勇気や、行動力を持っている。
それに憧れ、また、嫉妬する。

空想は、楽しいに限る。現実世界が苦しい時こそ、楽しい空想を見ていたいものだ。
だが、小説を閉じ、眼前を見回すと、
汗を拭う人々が、幾つもの列を作っていた。

少しでも、座席に座れるように、と願いながら隊列を作る。
僕は今から乗る電車が、この時間は何時も込んでいて
「絶対に」座れないことを知っている。
だからこそ、もう間もなく到着する電車に合わせ隊列するよりも、
こうして待合室で「座って」待っている方が効率的であることを
知っているからだ。

この駅の待合室は一つのボックスで形成されており、自動ドアの中に入れば
空調が効いていて、快適な空間を提供してくれる。
このまま電車に変形して、目的地まで連れて行ってくれればどんなに良い事か、
と感じずにはいられないほどだ。

太陽の光が、容赦無く、隊列の人々に照り付ける。
止めどなく出る汗を鬱陶しげに感じながら並んでいるであろう皆様を
思うと、これが「普段からの習慣」なんだと感じる。

昔から電車に乗るイクォール、隊列を成す、という図式がインプットされている以上、
それに何の違和感も抱かず、ホームに入る、並ぶ。

だが、もしかするとワザと自分を暑さに追い込んで、電車が到着し、車内の
空調を浴びて「解放感」を味わいたいのかしらん、とも思った。









到着した車内は案の定、満席。
弱冷車、という表示に多少の恨めし感を抱かないでもないが
外の熱気に比べれば天国である。

僕はヘッドフォンを取り出すと、スマホの電源をONにし、
「アンパンマンマーチ」をリピート再生した。


時は 早く 過ぎる

光る星は 消える

だから 君は 行くんだ

微笑んで



僕等の、人間の寿命なんて、
早く終わるものだ。

だからこそ、

行くしかない。

だが、そこに微笑みを。



目的まで、あと少し。











某、図書館。
そこが、今日の僕の目的地である。

疲れた日々からの解放。
それは、時間を有効に使いたい。
「確かな結果」を求めて。

短編でも良いので、物語を一つ読み進め終えること。
それを、ゆったりとした空間で味わうことだった。










隣接の喫茶店でアイスコーヒーを味わう。
目を閉じる。

そこに、短編での余韻を侍らせながら。


「来てよかったな」

ずずっとストローから下品な音を出すと、
僕はまた、現実に戻る。



たまには、こんな日も、イイね。





【了】

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[ 2012/07/17 20:26 ] ぼやき | TB(0) | CM(0)
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