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「ごんぎつね」ラストの真実。

新聞コラムで紹介されていたのですが、
「ごんぎつね」のラストの解釈が実は2種類有る、という記事。



あらすじ



両親のいない「ごん」は、悪戯が大好きな子ギツネ。来る日も来る日も村人を困らせていた。
ちょうどその日も、ごんは人間の男「兵十」が川でウナギを捕っているのを見つけ、
兵十が捕ったウナギを逃すという悪戯をする。

数日後、兵十の母が死んでしまう。
葬儀を見ていたごんは、あのときのウナギが、病気の母親の為に
兵十が用意したものだったと悟る。

兵十に自分の境遇を重ねたごんは、彼の為に、イワシを盗み、兵十の家に投げ込むが、
鰯泥棒と間違われて兵十が殴られていた事を知り、ごんは反省する。

それからごんは自分の力で償いをはじめる。
毎日届けられる栗の意味もわからず、友人からは「神様のおかげだ」
と言われ「そうかもなぁ」と思う兵十。それを聞いた
ごんは寂しくなる。

その翌日、ごんが家に忍び込んだ気配に気づいた兵十。
「またいたずらに来たのか、あの子キツネは」

と、ごんを撃ってしまう。
兵十がごんに駆け寄ると土間に、栗が固めて置いてあったのが目に留まる。
はじめて、栗や松茸がごんの侘びだったことに気づく。

「ごん、おまえだったのか。いつも、栗をくれたのは。」

と問いかける兵十に、ごんは目を閉じたままうなずく。



これで、物語が終わるわけです。悲しいラストですが、
「報われなくても、人に尽くす心」
という、日本ならではの「美徳」を子供に教える良い教材として、
教科書にも載っている話なのですが……


捻くれた子供なら、こう思うでしょう。

「ごんが、もう少し上手く立ち回れたら、こんなことにはならなかったのに」

栗を届けたのは僕なんだ、と言えば済む話じゃないか、という意見ですね。
確かにその通りです。でも、普段から「悪戯好き」で有名なごんのことですから、
照れくさいこともあったのでしょうし、何より心の何処かで
「どうせ信じてもらえない」と思っていたのかもしれません。
でももしかしたら……と一抹の期待をよせるごんではありますが
(実際に、ごんのしたことを神様のお陰だ、と勘違いされ、しょんぼりする
シーンが有りますからね)

それでも健気に栗を届けるごん。

ちなみに、葬儀を見てから、彼は悪戯を辞めて、兵十の為に尽くします。
「独り」である寂しさを知っているから。
……でも、彼は人では有りません。だからこそ、「栗を渡す」という方法で
償うしかなかったのですね。


さて、ラストの解釈に行きましょう。

兵十の銃に撃たれ「お前だったのか、栗を届けたのは」という問いに
頷き、息絶えるごん。

感動のラストではありますが……


さて、兵十は「栗を持ってきたのは、ごん」ということは理解したとしても、
「その理由」までは、果たして理解したのでしょうか?

つまり、ごんの行動理由である「同じ境遇に罪悪感を抱き、贖罪の意味を込めて
栗を届けた」という理由が、

兵十に「伝わった」のか、
「伝わらなかった」のかの二通りに分かれることになります。

僕が小学生当時に読んだときは、恐らく兵十も「全てを察し」ての、
「お前だったのか……」という台詞だと思っていました。

それの方が、まだ救いの有るラストです。
……最期の最期で、分かり合えた……悲しくも、余韻の残るラストです。

ですが、もし兵十の「お前だったのか」か、単なる「栗を届けたのは、ごん」
という意味でしか、感じていないのであれば。

ごんの想いが、死んでもなお、兵十に届かなかったのであれば。

……これは、これで、やるせないラストになります。
今までの伏線(ごんの想いが届かなかったこと)を考えると、

「最期でようやく叶った想い」
と捉えるか、
「想いは、結局、最期の最期まで届かなかった」
と捉えるか。

大きく変わってきますね。
……ひじょーに、面白い着眼点だと思いました。


ちなみに、僕は今でも、小学校のときに思った「ラストの解釈」で
良いと思っています。

……ごんが、あまりにも、可哀相じゃありませんか。

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[ 2010/05/04 22:38 ] ぼやき | TB(0) | CM(0)
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