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君に向けて手を伸ばせば、全てが変わるのなら、 僕は。【第2回】

【登場する地名、人物名、団体等は全て架空のものであり
実在するものとは何ら関係ありません。】



                  ◆


トンでも無い、目に会ったのだと。
落ち着いて思い返せるようになったのは、昼休みだった。

そう、

「鏡面世界」だと、あの少女が告げた瞬間。

僕は、気を失っていて。

気が付けば、見た事のある風景で、倒れていた。

学校の直ぐ前の道。
……じゃあ、あれは夢だったのか? いや、夢にしてはリアル過ぎた。
妄想チックだったけど。そう、あの女の子とか。

そりゃあ男の子なんだし、ああいう可愛い女の子とお近付きになりたいと
いう妄想はするかもだが。

「いや、それにしても、リアルすぎるんだ!」

思わず、そう叫んでいたら、箸で掴んでいた、卵焼きが地面に、堕ちた。
で、驚いて、箸まで地面へダイブ。……ついてない。

「あぁ、勿体無い」
「5秒ルールだ、食っちまえ」

と友人がはやしたてる中、一緒に落ちた箸を洗いに便所へ駆け込む。

「ちょっと行ってくるわ」



                  ◆


冬の水道水は、冷たい。手を水に近づけないように、そぉっと箸だけを水に
つけようとして、失敗。

「冷たっ!」

何故、夏のクソ暑い日に、この冷たさの水が出てこないんだ!と
恨めしく思う。ウォータークーラーがあればそれも適うだろうが、
所詮は平凡な学校。そんな高価なものは、御座いません。
温い水道水をガバガバ飲んで、のどを潤すのが、常というものである。

閑話休題。


「何、落としたの、箸」

知らない声が、後ろで聞こえてきた。
女の子?

振り返ると、

あの、


鏡面世界とかいうおかしな世界で出てきた女の子だった。


「き、君はっ!」


「?」


「はてなまーく、じゃない!! なんで、君が、こんな所にッ!」

「ち、ちょっと待って、待って!! 私、貴方と、初対面! OK?」
「OKちゃうわ!だって君は……」

事情を説明する。今日、起こった出来事を包み隠さず。


「……んー。ごめんなさい。わからない。私は、れっきとした、この世界に
住んでいる、ごく普通の一般人デスよ?」

……どうやら、本当らしい。
でも、それじゃあ一体……。

「どこかで、私と出会っていて、それで顔だけ覚えていたとか。それで
夢に出てきたんじゃない?」

「そう……なのかな?」

「ま、夢に私がって言った自分がオコガマシイ、そんな気もしますが」
「あはは、まぁ」
「……言うネェ」
「ごめんなさい」

話せば、わりと気軽に話しかけ易いタイプの女の子だった。

「じゃ、私はこれで」

……だから、こそ。

行ってみようと思った。


もう一度、あの道に曲がる。

もしかしたら、何かわかるかもしれない。



夕方。景色は赤く染まり、少し寂しい。

……いつもと違う、通学路。
ここから、全てが始まったのなら。

もう一度、だ。

僕は、今朝と同じように、

違う道を、踏み出した。



……。


…………。




                  ◆


「また……貴方」
「それは、こっちの台詞かも」

そう。また出会った。「女の子」に。

よく見てみたら……

「僕の世界で、君とそっくりな女の子にあったんだけど……髪留めの位置が、
逆だった」
「そりゃ、そーでしょ。私は、その女の子と【鏡面】の存在だから」

「……一体、ここはどこなんだ?……君は誰なんだ?」
「……ふぅ」


そして、彼女の、口から発せられた言葉は、

僕に、

衝撃を与える事が出来るだけの、

トンでも無い話だった。



【続く】

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[ 2009/12/22 18:00 ] ショート・ショート | TB(0) | CM(0)
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