ぼやき、つぶやき、その日の、とりとめもないことを徒然なるままに。
【クロノクロック】応援バナー
当ブログは「Purple software」を応援しています。
レズコプター
TVアニメーション「艦隊これくしょん」公式サイト

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[タグ未指定]
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

Rumbling hearts~あの夏の日々~

二東さんが偶然にも取り上げたタイトルが、今回の話題。
アージュさんから発売された「君が望む永遠」。
(以下「君のぞ」と略)

このソフトに出会わなければ、きっと僕はここまでPCゲームに
のめり込んでいなかったと思う。

……それくらい、僕にとっても、大切な作品である。
今日は、この作品について書いてみようと思う。


※警告!!※
「君が望む永遠」をプレイされていない方で、今後プレイ予定のある方は
ネタバレを激しく含んだ内容となっておりますのでご注意下さい!!








2001年、夏。

僕は当時、大学生。PCゲームも大体プレイしていた。
あの「Air」が発売されたのが前年にあたる、2000年。
所謂「泣きゲー」に感銘を受けた僕は、「Airみたいな作品を
もっと遊びたいなぁ」と思っては、ゲームを購入していたと思う。

当時は「Leaf」「key」の2大ブランドに負けるな!と様々なメーカーが
参入していた。「アージュ」はこの時「君がいた季節」「化石の歌」
「アージュマニアックス」を発表し、この「君が望む永遠」と、同時進行の
「マブラヴ(仮)」で勝負に出ていた。

「これが売れなければ、アージュは解散」とヨシダ氏は思っていたらしい。

前年に「Air」が発表されていたこと、
様々な新規参入メーカーが乱立していたこと、
そして、PC美少女ゲームに「シナリオ性」が求め始められていたこと。

……2001年の美少女ゲーム業界とは、まぁこんな背景であった。


閑話休題。

僕が「君のぞ」と最初に出会ったのは、
今は無き「カラフルピュアガール」という雑誌に、第1章の体験版が
付いていて、それをプレイしたことからだった。

当時、製品版から抜粋された「体験版」なる媒体は有ったものの、
長時間プレイ出来て、音声の付いたもの……はそう無かったと思われる。
(テックジャイアン版は音声無しVer.でカラフル~版は音声ありだったと記憶)

「君のぞ」が昨今の体験版配布の先駆けだ、と言われているが
アージュ代表のヨシダ氏は否定している。

キービジュアルが制服を着た女の子達。
このゲームは、良くある学園恋愛ADV……。
誰もがそう持っていたに違いない。


その想いは、当時の「カラフルピュアガール」特集記事で、
衝撃の裏切りを見せる。(ネタバレ全開。恐らく、発売延期が確定する
前に出版してしまったものであろうと思われる)


体験版は、通常の学園モノであった。
男2名、女2名の友人関係。主人公は、一人の女の子と恋に落ちる。
そしてもう一人の女の子も実は主人公も好きで……。

と、通常なら選択肢などで女の子を選ぶのが「前提」だが、この「君のぞ」は
プロローグの終わる段階で、すでに主人公には「彼女」がいて、エッチまで
(但し、未遂)しそうになる。……つまり、強制的にヒロインが決まって、エッチ
するまでシナリオが進んでしまった……と思って頂ければ良い。

で、衝撃のラスト。

幸せだったはずの、二人に悲劇が訪れる。……そして、その直後に
オープニングアニメが流れ「続く!」となって、体験版が終了してしまうのだ。

これは当時「これは凄い」「続きが気になる」「一体どうなったんだ?彼女は?」
等々、話題になった。体験版は、本当に「オイシイ」所で終わったのである。 ※1

当時の友人と熱く語ったのを覚えている。

製品版では、その後「大人になった」主人公の物語が紡がれる。
もう、学園は「卒業」しているのだ。
「君のぞ」のテーマは「多重恋愛アドベンチャー」。
それは「元カノ」「今カノ」どっちを取るか?というモノだった。

※1:発売直前のギリギリまで「学園」のキービジュアルは公開されていたが
第2章の内容は一切伏せられていた。これは次回作「マブラヴ」でも
学園編のみを露出し、戦術機に乗り、ヒロインたちが戦場で戦う「アンリミテッド編」
の情報を一切出さなかった事と、手法が似ている)


……つまり「君のぞ」本編は、学園編ではなく、その後の
社会人……「大人の恋愛劇」が繰り広げられていくのである。

今思えば「これは詐欺だ!」という意見が出てくるだろう。
良くも悪くも、あの時代だからこそ出来たシナリオ展開だと思う。
(保守的過ぎるんだね、昨今のゲームは)

曰く、学園編だけだと思えば、それは序章に過ぎず、実際は
大人同士のもうドロドロの愛想劇。

曰く、ヒロインの中に一名、トンでもないキャラクターの女性がいる。
(今こんなキャラを予告無く出したら叩かれる……きっと)
僕の場合、このヒロインをクリアした後、本気で日常生活に支障が
出たほどである。……それくらい狂気に富んだ『エグイ』シナリオだった。
彼女のシナリオでトラウマになった人は多いのではないでしょうか(笑)


アージュの拘りである「意外性」「ユーザーへの(良い意味でも
悪い意味でも行われる裏切り」は最新作「マブラヴオルタネィティヴ」でも有る。
(まりも先生の、恐らくあのタイミングでのあのシーンは衝撃的過ぎて
トラウマになった人も多いのでは?)

不快感を伴う「それ」は確信犯。でも、それを敢えて描写し続けるのが
「アージュ」らしさなのかもしれない。



また、閑話休題。


さて。
第1章で、僕は「涼宮 遙」という女性を、本気で好きになった。
(というか、今でもPCゲームでは一番好きだ)
2章になっても、それは変わらなかった。
速瀬水月ENDこそが美しいのは、遙、という女性が脇役として
最高の役割を果たしたから。遙ENDの水月は……ねぇ)

こう書くと、全国の水月ファンに石を投げられるので
あまり深くは書かないでおこう。


そして、その「涼宮 遙」役の声優さんが、オープニングテーマを
歌っていた。当時でも、珍しいアニメーションムービー。
衝撃の後のOP映像。今見ても、美しい。

その声優さん……というのが、
今では歌手としても大活躍されている、「栗林みな実」さん、その人。

曲名は、「Rumbling hearts」。
……名曲である。

この歌と、作品性と、遙というキャラクターに心底惚れた僕は、
アージュ関連のイベントに参加しまくった。

当時のアージュの広報さん、そしてヨシダ氏とはお話をする機会が
有ったので、積極的に話しかけた。
(本当に暑苦しいユーザーである)

ヨシダ氏は、物腰の柔らかい人だったけど、やはり責任者らしい
部分をお持ちで、君が望む永遠とマブラヴの成功を、誰よりも
喜んでいたに違いないと思う。(こんな僕でも、丁寧に質問に
答えて下さった。お話しするのが好きなんだなぁと思った)

そして、今でこそ「そんなことをしたら」
人気も、知名度もあり、大混乱が予想され、整理券だの
なんだのやるだろうが、
栗林みな実さんは、アージュの「売り子」をやっていた。

暑苦しいファンだった僕は、栗林さんに幾つかメールを出していた。
今、読み返そうとしてもデータは無いのでわからないが、きっと
読んでも面白くも無いメールだったと思う。

「ドリームパーティ」で、栗林さんが売り子をしているらしい、との
情報を受け、僕はなんとしても「お話がしたい!」と思った。

列は二列。50%の確率である。……列は、残念ながら違う方の
列だった。

「このままじゃ、お話できないなぁ」

と思っていたら、隣で並んでいた男性の方が
「変わりましょうか?僕は、あまり声優さんに興味ないので」
と仰っていただけた。

……きっと、僕は、凄く暗い顔をしていたに違いない。
情けない話である。

「良いんですか?」
「えぇ」

僕が「君のぞ」で思い出すのは、この時の男性の事。
この方が隣にいらっしゃらなければ、その後の事も無かった。
本当に、感謝してます。


……で、いよいよ僕の番だった。

「あの、実は、ちょくちょくメールを出しているんです」
「あ、そうなんですか。お名前は?」

……問答が以前のパープルソフトウェアさんとのやりとりと同じ。
本当、幾つになってもやることは同じである(場所も同じだし!)

「あぁ、知ってます!いつもメールくださって有り難う御座います!」
と言って下さり、こちらからではなく、向こうから握手をして下さった。
(尊敬する方とこうしてお話をすること自体、初めてだったし、
まさか握手してくれるとは思わなかったので、頭がパニックに
なっていたに違いない)

その後も、コンサートに行ったり、自分の身の回りの報告をメールで
栗林さんに送ったりしている。



僕にとっては、今でも「ベスト1」な作品だ。




















>二東さん
「君のぞ」は万人受けするか、とすると微妙ですが、
僕にとってはかけがえの無い作品ですね。

蛍さんのシナリオはあの「手紙」が泣かせます。
他のシナリオでは和ませキャラだったはずの彼女が
実は……ですからね。(実際に、他シナリオで彼女が
帰らぬ人となった事が暗に分かる演出もあって、これまた凄い)

ある意味全体的に「恋愛」がテーマなら、蛍シナリオは
「命」「生きること」がテーマでしたね。
マナマナは「真実の愛」と言った所でしょうか。

僕は分かりたくありませんが(笑)

[タグ未指定]
[ 2009/09/10 19:41 ] PCゲーム | TB(0) | CM(1)
おぉ~う♪
お兄ちゃんさん、コメントありがとうございます!

私も正直、『君のぞ』に出逢えていなければ、ここまで美少女ゲームを『好き』に成る事は無かったと思います。

単に『H』シーンが目的ではなく、登場人物の日常や苦悩、何処か特別な設定でも『有り得そう』な環境。
その中でそれぞれのキャラクターが悩み、考え、自分の主義・主張や結論を出していく。

その姿にどれだけ励まされた事か。


メインヒロインの遥だけでなく。
作中で亡くなられる蛍。
彼女の姿にも、心打たれる感動がありました。


変わってしまった現実は、もう変える事は出来ない。
―― 私は事故に遭う前に戻る事は出来ない。

それでも、自分の周りに居てくれる、人が居る。
―― 私だけが悲しいんじゃない。

今を受け止め、自分にとって、周囲に取って、一番の選択は“何”なのか?
―― 前に進む。それじゃないかい、“俺”?

主人公みたいに、ヒロインみたいに、前に進まないか?
―― 出来るのであれば、成れるのであれば。 「私」も“そう”成りたい。 彼等の様に“そう”成りたい。



今でも、交通事故のニュースを聞いたり。 
誰かが誰かに『お前に何が分かる!』、そう怒鳴っている光景を目にし。
ドラマで『返してよ!』と泣き叫ぶシーンを見ては共感し。


『心』が痛む
      『体』に残った傷跡が軋む


それでも、「私」は前に進む。
優しく成りたい――
         ――強くも成りたい


事故からもう7年経ち、“俺”から「私」と成り。
「私」は前に進めているのだろうか?

そんな原点回帰をしてみました。


追伸……そっか~、よくよく考えると、主人公達も「もう」そんな世代ですね♪
[ 2009/09/12 00:35 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。